育児・介護休業法の「ここが大きく変わりました!」【2025年改正ポイント】
育児・介護休業法について、気になる 2025年に大きな改正がありました。
詳しい制度内容は、厚生労働省のホームページで公表されていますので、あわせてご確認ください。
育児休業制度特設サイト(厚生労働省)
「育児・介護休業法 改正の概要」
【2025年4月施行】
以下の制度が新たにスタート、または見直されます。
① 出生後休業支援給付金の創設
② 育児時短就業給付金の創設
③ 子の看護等休暇の見直し
④ 介護離職防止のための個別周知・意向確認の義務化
育児だけでなく、介護との両立支援がより強化される点が大きな特徴です。
【2025年10月施行】
⑤ 育児期における柔軟な働き方を実現するための措置の義務化
⑥ 仕事と育児の両立に関する個別の意向聴取・配慮の義務化
今後は、
「制度を用意して終わり」ではなく、
一人ひとりの意向を聞き、配慮することが事業主の義務となります。
就業規則の改定が必要です
これらの改正に対応するため、就業規則の見直しは必須です。
厚生労働省では、
- 育児・介護休業等に関する規則の規定例
- 社内様式例
- 労使協定例
など、モデルとなる就業規則や書式を公開しています。
育児・介護休業等に関する規則の規定例|厚生労働省
実務対応の際は、これらを参考にするとスムーズです。
男性の育児休業取得率はどうなったのか?
「制度が整っても、実際に取得されるのか?」
そう疑問に思われた方も多いのではないでしょうか。
令和7年(2025年)7月に公表された
「令和6年度 雇用均等基本調査(2024年度実績)」によると、
- 男性の育児休業取得率:40.5%
- 前年度:30.1%
と、初めて40%を超えました。
「産後パパ育休」制度の定着や、今回の法改正による
取得しやすい環境整備が効果を上げていると考えられます。
一方で、政府目標である
「2025年までに50%」の達成に向けては、
中小企業を中心に伸び悩みも見られるのが現状です。
これから企業に求められること
私自身の職場を振り返ってみても、
男性の育児休業取得率は、残念ながら40%には程遠い状況です。
制度として申請はできても、
- 周囲の理解がない
- 取得が「特別なこと」と見られる
こうした企業風土の壁が、まだ存在しています。
男性が育児休業を取得することが、
「当然の選択肢」として受け止められる職場をどう作っていくのか。
制度整備だけでなく、
企業文化・現場の意識づくりまで含めて、
企業様と一緒に考え、話し合っていきたいと思います。
