障害年金の「判定破棄」報道から見える課題

― 高知県の事業主・ご本人が知っておくべきポイント ―
2024年12月29日付の高知新聞にて、障害年金の認定をめぐり、日本年金機構内部で医師の判定結果が実質的に「破棄」され、
支給・不支給が左右されていた可能性が報じられました。
障害年金は、障害のある方にとって「生活の命綱」ともいえる制度です。
今回の報道は、制度運用の透明性や公平性に大きな課題を投げかけています。
■ 報道の概要(ポイント整理)
記事によると、障害年金の審査において、
医師が作成した診断書・判定内容とは異なる判断がなされていたケースがある
日本年金機構の内部職員が、事実上、支給可否を左右していた疑い
特に「グレーゾーン」の事案で、不支給方向に判断が傾きやすい構造
が明らかになったとされています。
これは、「医学的判断」よりも「運用上の判断」が優先されていた可能性を示唆する、非常に重い内容です。
■ 高知県でも決して他人事ではありません
障害年金の審査基準は全国共通ですが、
申請書の書き方・診断書の内容・初動対応の差によって、結果が大きく変わるのが現実です。
高知県では、
医療機関が少なく、専門医にかかりにくい
家族経営・中小事業所が多く、制度情報が十分に行き届いていない
「一度不支給になったら終わり」と誤解されがち
といった地域特有の課題もあります。
今回の報道は、
「正しく準備しなければ、本来受け取れるはずの年金を失う可能性がある」
という現実を改めて示しています。
■ 社会保険労務士が関与する意義
障害年金は、単なる書類提出ではありません。
日常生活への支障をどう表現するか
医師にどのような情報提供を行うか
初回申請か、不服申立(審査請求・再審査請求)か
就労状況や収入との整理
これらを制度と実務の両面から整理する専門家が社会保険労務士です。
特に、
「不支給になった理由がよく分からない」
「医師は重いと言っているのに通らなかった」
というケースでは、第三者視点での精査が不可欠です。
■ はしざき社会保険労務士事務所の考え
はしざき社会保険労務士事務所では、
障害年金を「特別な人の制度」ではなく、
必要な人が、必要なときに、正当に利用できる社会保障と考えています。
今回の報道を受け、
申請前の丁寧なヒアリング
診断書内容と日常生活状況の整合性確認
不支給後の再チャレンジ支援
の重要性を、あらためて強く感じています。
■ 最後に
障害年金は「知らなかった」「相談しなかった」ことで、
人生設計そのものに大きな影響を与えてしまう制度です。
高知県で障害年金についてお悩みの方、
ご家族・事業主の方も含め、
「これって対象になるの?」という段階からでも構いません。
どうぞお気軽に、はしざき社会保険労務士事務所までご相談ください。

